自社農場の美味しい有機トマトを多くの方々に知ってもらいたい!

谷さんのこれまで

北海道で4世代同居をし、4人の子育てをしているママです。
大学卒業後はリゾートホテル運営会社に入社。その後、結婚をきっかけに夫の実家のある北海道へ移住し、家族で農業に従事しています。
もともとご両親は畑作、稲作を営んでいましたが、私たち夫婦はこれらに加え、自分たちで作ったものを自分たちの手で売ってみたいという思いがあったため、夫の就農を機にハウス1棟を建て有機栽培でトマト作りを始めました。
実際にスタートしてみると、夫は美味しいトマト作りに夢中になれるのに、自分自身はのめり込めない…こうした壁にぶち当たります。そこでそのまま続けて夫のようなトマト作りのスペシャリストになるという選択肢もありましたが、苦手なことを続けることよりバックヤードの仕事をした方が貢献できるだろうと思い、自社製品の魅力を伝える側に立つことを決意し、今に至っています。
現在の仕事としては、「イナゾートマト」としてブランディングした自社農場のトマトの販売、加工品の開発や製造、それらの売り込みといった営業、自社ホームページを作ったり、コピーを書いたりといったマーケティング的な側面を持った業務を担っていますが、実際にはパートのスタッフのマネジメントから経理に至るまで生産に関わるもの以外全ての業務を担っています。
大きな会社では分担できるところが家族経営という少人数での経営ということもあって、今更ながらに会社の運営の難しさを痛感しています。しかし、一歩前に進むためにも近い将来、外部に任せられる部分は振るなどして、先々はバランスよく会社運営を行ってゆきたいと考えています。
ところで、私が住んでいる北海道のエリアは札幌のような都会ではなく観光地でもないため、基本的には人が訪れる目的地になりにくい地域です。しかし、この土地は東京生まれ、東京育ちの私が惚れ込むほどの大自然の魅力が詰まっており、大変素敵な町だと思っています。そのため、地元が開催する移住体験ツアーにも積極的に参加をし、この土地の魅力を多くの人たちに伝えたいと活動しています。
いつか自分たちが作っている商品を通じて、この土地の魅力を多くの方に伝えると同時に、多くのお客様と繋がる世界を作れればと願っています。
女性にとって「仕事とは」
私にとって仕事=生きることそのものです。そして、自分が好きなことを仕事として精一杯楽しんでいます。
もし全然好きでもないことを仕事にしていたり、やらされているような仕事をしてらっしゃる方がいましたら、無理だけはして欲しくないなと思っています。人生において長い時間を占める仕事がそうだと頑張れないですからね。
また、仕事の中に楽しみを見出すことをして欲しいですね。実際、私がやっている農業は地道な作業の繰り返しですが、その中で楽しいことを見つけたり、作ることによって、仕事を楽しいものに変えています。

家庭と仕事の両立で意識されていることは?

現在、夫の祖母とご両親、私たち夫婦と、小学4年生、1年生の双子、年中の4人の子どもがいる9人で暮らしています。
一見すると4人の子育てはかなり大変じゃないかと思われるかもしれませんが、大人の手が多くあることもあり、非常に助けられています。
その分、仕事にも打ち込めるため、祖母やご両親にはとても感謝しています。
働くことに悩まれている方に一言!
中には、目の前にある仕事に対して、ついつい頑張り過ぎたり、完璧を目指し過ぎたりしてしまう方もいると思います。そうなると、結果自分に対して大きな負荷をかけることとなるため、あとでその反動が来てしまい、心が疲弊してしまいかねません。ゆえに無理だけは決してせず、仕事に取り組んでいただきたいなと思っております。
また、現在仕事で悩んでいる方は一度振り返ってみてはいかがでしょうか。もしかすると、今置かれている“当たり前”のありがたさを感じることができ、逆にそれが自分自身を励ますことときっかけとなるかもしれません。実際、私自身は悩んだとき、このようにして元気を生み出してきました。

わたしのレディGO!ポイント
・常に機嫌良くいること
〜毎日一緒に仕事をしている家族だからこそ、お互い気持ちよく接するように心掛けています
・よく寝ること
〜仕事や子育てを頑張るには体調万全が必須です!
1日のスケジュール
06:00
起床
07:00
朝食
07:30
子供たちを学校、保育園に送り出し
08:00
仕事
今日の午前中は平常業務。受発注や、収穫状況のチェック、スタッフとの打ち合わせなど多岐に渡ります
12:00
ランチ
家に戻ってランチ。エナジーチャージをします
13:00
仕事
箱詰め、検品、現場のヘルプ、出荷数の確定、翌日に備えた準備などで大忙し
18:00
帰宅
ギリギリまで仕事をして、子どものお迎え
19:00
夕飯