「誰と何をするか」を軸にキャリアを選択。人との出会いから見つけた仕事の魅力
目次
—現在、外国人に特化した人材支援の会社にお勤めです。国際色豊かな雰囲気を想像しますが、どのような会社でしょうか?
外国人材サービスのパイオニア
オフィスワークや技術職などのいわゆる高度外国人に特化した採用支援の会社で、創業して今年で20年になります。外国人材サービスとしてはパイオニア的存在と自負しており、企業と人材のマッチングだけではなく、企業内の異文化コミュニケーションに関する研修等も行っています。私は入社して15年ほどになり、現在は取締役を務めるとともに、日本で働く外国人のための就職情報サイト『NINJA』の編集長もしています。
社ではおよそ半数が女性で、私もそうですが子育て世代も多いですね。リモートワークを導入しているため、育児をしながら仕事をする方も多くいます。
また、さまざまな国籍のスタッフと一緒に仕事をする環境でもあるので、まさに多様性に富んだ職場です。皆さん日本語ができて、日本での暮らしに慣れた方々がほとんどですが、背景にある母国語の違いや、仕事文化の違いを考慮して、仕事でのコミュニケーションでは〝誰にでもわかりやすい表現を意識する″といった工夫をしています。
特に、リモートワークが中心だと、場の空気を読むことが難しかったり、日本特有の気遣いの表現で話の要点がわかりづらいこともありますので、簡潔に要点を伝えることがコツです。こうした、多様な背景を持つ方々との円滑なコミュニケーション方法を蓄積してきたことも、当社の強みです。

—利重さん自身は、これまでどのようなキャリアを積まれてきたのでしょうか?
人材会社でキャリアを積んだ20代
最初は、広島の健康食品販売の会社に入りました。新卒でたまたま受けた会社に採用されて入ったのですが、そこは1年ほどで辞めてしまいました。今思えば、世の中のことがまだ分かっておらず、どんな仕事が自分に向いているのかあまり考えていませんでした。その後、人材会社に転職して営業の仕事を担当しました。そこでの仕事が楽しく、夢中で仕事をするうちに成績も上がり、「この仕事は自分に向いているかもしれない」と、自信がついてきました。仕事熱心な先輩方に恵まれて、成長できる環境でもありました。
そのうち、新しく人材エージェントを立ち上げた知り合いに声をかけていただいて上京。何度か転職はしましたが、20代のほとんどを人材系の会社で過ごしました。仕事を通して多くの方と出会いがあり、貴重な話を聞ける点がこの仕事の大きな魅力だと思っています。
—何度か転職を経験された中で、今の会社に入られた決め手は何だったのでしょうか
誰と一緒にどんな仕事をするかを重視
実は一度だけ、人材会社を離れて違う業界の仕事にチャレンジしました。環境コンサルティングの会社です。もともと、大学時代に環境に関する分野を学んでいたこともあり、エコロジーや環境問題には関心がありました。正直、「コンサルってかっこいい」という気持ちも多少ありました。
ところが、同じ営業の仕事とはいえ、今までとは全く内容が違い、覚えるべき資料には理系の難しい言葉が並び、毎回複雑な物理の世界に向き合わねばならないという、根が文系の私にとってはかなりハードな仕事でした。年収はアップしたものの、仕事に対する意欲がすっかり下がってしまい悩んでいたところ、以前勤めていた会社の先輩が独立して立ち上げた新しい会社に、「入社しないか」と声をかけて頂きました。それが今の会社になります。尊敬する先輩のもとで、意欲をもって仕事に取り組んでいた頃の記憶がよみがえり、「入社させてください」と即答し、現在に至ります。
その時々で、流れに身をまかせて転職を重ねてきましたが、収入やイメージよりも、私にとっては〝誰と一緒に何をするか″が大切なのだと、あらためて気がついた経験でした。

—仕事をする中で、考え方を変える出来事があったと聞きました。どのような出来事だったのでしょうか
何ごとも健康がベースにある
30代で結婚し、その後長男、次男を出産。2人の男の子の母親になりました。もともと、出産して以降は仕事に使う時間が限られることを想定していたので、育児と仕事のバランスをうまく取りながら過ごしているつもりだったのですが、今から2年ほど前に体調を崩し、それが働き方について考える大きなきっかけになりました。ちょうど次男が小学校に上がった頃のことです。
原因不明の体調不良が続き、椅子に座っているだけでもつらいという中、仕事に、家事に、町内会の仕事にと、やるべきことが次から次に降ってきます。気合いを入れれば動けていたので、周囲からは体調不良だと気づかれにくいという、そんな厄介な状況でもありました。
しばらくして病名がわかり、適切な薬を処方してもらい症状は改善していきましたが、大好きな仕事を続けるにも、家族旅行を楽しむにも、すべてはベースに健康があってこそだと痛感しました。
以降は、あらためて仕事のタスクを見直し、本当に必要なことだけを効率よく集中して進めるようになりました。また、暮らし方を変えなければという意識が芽生え、体力をつけるために1日1万歩歩くことを目標にし、7時間は確実に睡眠をとるように心がけています。
—あらためて、仕事の魅力とは何でしょうか? また、今後の目標についても教えてください
人との出会いで自分の世界が豊かに
私は仕事が好きなので、育児をしながら続けることを選択しましたし、これからもずっと続けたいと思っています。仕事をしていなければ出会えないような人と出会え、自分の世界が広がることが、仕事の魅力であり、仕事を続けたいと思う理由です。
人材の仕事をしていると、さまざまな業界の方とお話しする機会があります。それぞれの場所で経験を積まれてきた方々の話を聞くと、違う視点に気づいたり、新たな学びを得ることができます。仕事を通して人間関係が広がり、自分の世界が豊かになるのがうれしいですね。そういった意味では、子どもを通して出会うママ友との時間も楽しいですし、近所の方とお話しするのも好きです。
これからも健康第一で、多くの方に学びと刺激を受けながら、自分の世界を豊かに、そして微力ながら社会に貢献していけたらと思っています。
マイフィロソフィ
『我 事において後悔せず』
宮本武蔵の言葉で、「自分が決めたこと、行ったことに責任を持つ。人のせいにしない」という意味です。自分の人生は自分で決める、人生のハンドルは自分で持つ、他人に握らせないという意味でもあると思っています。
1日のスケジュール
07:00
起床
朝食準備・家事
08:00
子供を学校に送る
ウォーキング、夕食の買い出し、家事など
09:00
仕事開始
社内ミーティング
コンテンツ制作、メールマガジンの作成
広告代理店との打ち合わせなど
18:00
仕事終了
夕食作り
子どもの宿題を見る
お風呂、残りの家事など
22:30
就寝
仕事は基本的にリモートワークで、仕事内容によっては出社することもあります。健康管理のためにウォーキングを習慣にしており、最近はピラティスも始めました。














































































