困りごとがあれば助け合える この環境だからこそ続けられた仕事

目次
—これまではどのようなお仕事をされてきましたか? また、現在のお仕事は?
美容医療の分野に可能性を感じて転職
以前は別の会社で営業事務の仕事をしていました。現在の会社に入ってからは、秘書や総務などいくつかの部署を経験しています。ちょうど子どもが小さかったとき、出張が多い仕事を担当しており、今後どうするべきか悩んだ時期がありました。実はその時に一度退職し、他の会社に勤めたこともあったんです。
しかし、やはり美容医療の業界に強い今の会社で仕事がしたいという思いが強くなり、後に再入社しました。
現在は、主に面接や登録者の面談など、採用や人材紹介に関する仕事をしています。もともと興味を持って取り組んでいた美容医療に特化した人材紹介や、クリニックの運営等に多角的に携わる仕事ですので、やりがいを感じています。(田中さん)

私は、もともと違う会社でエステティシャンとして働いていました。
技術者としてお客様の悩みに接する中で、もっと美容に関する知識を深めようと情報を集めていたのですが、その中で注目したのが美容医療でした。当時はまだ新しい分野でしたが、そこに可能性を感じ、この業界で仕事をしたいと転職を決めました。
最初はクリニックで受付カウンセラーとして勤務をしていました。途中、出産のために育児休暇を取り、復帰してからは時短勤務で採用関連やクリニック運営に関する業務を担当しています。(佐藤さん)
—子育てとの両立に関して、社内の制度や環境はいかがですか?
困りごとがあれば助け合える雰囲気
部署によっては男性社員も多くいますが、もともと女性が多い業界ということもあり、出産を経ても働ける環境が整っていると思います。子育て中の社員もたくさんいますし、育休を取得された役員もおりますので、そういった点でも心理的なプレッシャーなく安心して働けますね。(田中さん)
私も本当にそう思います。田中さんもそうですが、まわりに子育て中の方が多いので、何かあると助け合える雰囲気があります。困った時にたくさん助けられましたし、私も他の方が困っていたら率先してサポートするように心がけています。この環境がなければ、仕事は続けられなかったかもしれません。(佐藤さん)

—子育てと仕事の両立で、工夫したことは?
保育園や病児保育のサービスをフル活用
私の場合は、育休復帰後からすぐにフルタイムで働いているので、保育園では延長保育をお願いしていました。延長保育では夕食提供も選択できたので、時間を有効活用するためにも保育園で夕食を済ませ、家では軽い夜食程度にしていました。平日はなかなかゆっくりと一緒に食事ができない代わりに、寝る前に絵本を読んだり、他のコミュニケーションをとったりして親子の時間を確保しておりました。(田中さん)
私は、子どもが小さい頃は、急に熱を出した時に備えて事前に病児保育の施設にいくつか登録をしていました。朝になって発熱が分かって慌てる…というパターンが多いですし、そこから預かっていただける施設を探すのは大変です。また、それぞれ定員があるので、家から近い施設に入れないこともあります。あらゆるパターンを想定して、事前にできることはやっておこうと。子どもが小さい頃はそういった面が大変でしたね。(佐藤さん)
—今、お二方ともお子さんは小学生です。働くママとして、子どもと接する上で心がけていることは?
有休も利用しつつ親子の時間をしっかりと
息子は最近、友だちと過ごすのも楽しいようで、休日は児童館やお友達のおうちなど外に遊びに出かけることが多くなりました。子どもの世界ができてきており、外の世界が楽しい年頃なのでしょうね。そんな時期なので、今は特に心がけていることはないのですが、毎年必ず旅行に行き、親子でリフレッシュする時間を設けております。お休みはとりやすい環境なので、有休を組み合わせ、直近では札幌や大阪、沖縄などに行きました。(田中さん)
うちも男の子なので、だんだん親から離れていく感覚がよくわかります。一緒に遊ぼうと思っても、「キャッチボールしよう!」とか、「お相撲とろう!」という感じで、こちらがもうついていけないんですが(笑)。
私も特別なことはしていませんが、食事はできるだけ手作りのものを食べさせたいと思っています。でも、こだわりも何もない、本当に簡単なものですよ。(佐藤さん)
—仕事をしていてよかったと思うことや、やりがいを感じることは?
自分の仕事が人の役に立つこと
面談などを担当した方が、就職先で活躍されている姿を見たときに、大きなやりがいを感じます。たくさんの方とお話をする機会があるので、経歴だけでなく、その方の雰囲気や人柄で、「ここのクリニックがある、ここのクリニックなら活躍できるかもしれない」といったカンのようなものが働くようになりました。実際、紹介先のクリニックから「優秀な方で助かっています」と言っていただくことも多く、そんなときは、この仕事をしていてよかったと思います。(田中さん)
私の場合、会社ではずっと旧姓で仕事をしてきました。特に強いこだわりがあった訳ではなく、ずっと「佐藤さん」と呼ばれてきたので、変える必要を感じなかったというのが実際のところです。でも、最近になってよかったなと思うのは、仕事を通して〝自分〟でいられる時間を持てていることです。
夫にとっては〝妻〟ですし、子どもといるときは〝母〟になります。実家に帰れば〝嫁〟かもしれない。でも、仕事の時間に「佐藤さん」になり、これまで積み上げてきた力で人の役に立つことは、自分のやりがいにもつながっています。(佐藤さん)
マイフィロソフィ
(田中さん)周囲と連携する
(佐藤さん)信頼関係を築く
田中さんの1日
06:00
起床
身支度/朝食/子どもの準備など
07:30
子どもが学校へ
08:00
会社へ出発
09:00
仕事開始
18:00
退社
食材の買い出し
19:00
帰宅
夕食/片付け/入浴など
21:30
子どもが就寝
家事、ドラマ鑑賞など
01:00
就寝
子どもが寝た後は貴重な自由時間。楽しみにしているドラマ鑑賞の時間はしっかり確保しています。
佐藤さんの1日
06:30
起床
身支度/家事/朝食など
08:00
子どもが学校へ
家事など
08:40
会社へ出発
10:00
仕事開始
17:00
退社
学童へお迎え
帰宅して夕食準備
19:00
夕食
入浴/家事など
21:00
子どもが就寝
自由時間にドラマ鑑賞
23:30
就寝
現在はシフト制で平日がお休みです。月に一度は美容院へ行ったり、ネイルサロンに行ったりと自分のための時間に充てています。