就職活動はさまざまな企業を知る貴重な機会。ぜひ楽しんで!

目次
—現在の会社に新卒で入社されました。ご自身の就職活動ではどのようなことを軸に置いていましたか?
大学での学園祭実行委員の経験から営業の仕事に興味
大学時代は経営学部に在籍し、企業分析など経済と経営について幅広く学びました。就職活動では営業職を希望しましたが、きっかけは学園祭の実行委員として活動したことです。協賛金を募るために企業をまわる活動が思いのほか楽しく、営業の仕事は自分に合っているなと思ったんです。
何ごとも経験だと考えて参加した実行委員会ですが、それまで気がつかなかった自分の一面を発見することができました。
また、仕事については長く働ける会社で確実にキャリアを積みたいと考えていたので、これから先、結婚や出産でライフステージが変わる可能性も視野に入れ、育児休暇などの福利厚生について調べたり、OG訪問の際には実際の働き方を先輩にたずねたりもしました。
このようなことを軸に企業をまわる中で、各企業への採用支援と学生への就職活動を支援するという事業内容に興味を持ち、現在の会社に入社を決めました。
—入社して1年目に新事業のメンバーに抜擢されたそうです。その時の心境は?
何ごともチャレンジ!期待に応えたい
営業職として入社し、1年目の冬に会社が新しく立ち上げた部署に移ることになりました。社内での教育期間が終わったばかりで独り立ちを目指す中でしたが、ちょうどコロナ禍で、クライアントである企業は採用に関する目処が立てられず、営業もなかなか思うように動けない時期でした。
そんな難しい状況の中で立ち上げる新規事業なのだから、会社としても大きな期待があるのだと思いプレッシャーを感じたことを憶えています。当時は、右往左往するばかりで自分の実力も何もまだ分からず、もちろん自信もありませんでした。でも、新人の私が選んでもらえたのだから期待に応えたいと心を決めました。
取り組んでみると、スタートアップに関わる貴重な機会であり、学ぶことが多い日々です。現在、チームには新人が入り、後輩指導の機会も出てきました。何ごともチャレンジ!という精神で頑張っている最中です。

—営業の醍醐味とは? 仕事をしていて「よかった!」と思う瞬間は?
学生と企業の双方からの感謝の言葉
仕事では、企業へ向けての人材紹介のほか、合同説明会の開催など採用に関するあらゆるツールを提案しています。一方、学生に対しては、面接対策や履歴書の添削など就職支援も行います。
私には弟が二人いるのですが、担当する学生さんたちがちょうど弟と同じ世代なんです。そんなこともあり、相談に乗るときは家族のような気持ちになります。
担当した方から、望みが叶っていい就職ができたという報告をもらったときは特にうれしいですね。私が紹介した就職先ではなかった場合でも、納得できる就職先が決まり、期待に満ちた明るい声を聞くとホッとします。それぞれの人生の岐路に関わる仕事なのだと、あらためてやりがいを感じる瞬間です。
また、企業の人事の方に向けては、提案が通り「昨年よりもいい採用活動ができました。ありがとうございます! 引き続き来年もぜひお願いいたします」というお声をいただくことが何よりうれしいです。
—仕事をする上で大切にしていること、また、これからのプランや目標を教えてください。
柔軟な姿勢で取り組みたい
採用支援の仕事は、これをやれば正解ということがなく、常に既存の方法を改善したり、新たな方法を探ることが大切だと感じています。企業をPRする広告や制作のジャンルも手掛けるのであらゆることに対応する柔軟さを持って仕事に取り組むことが当面の目標です。
私は、迷ったときは「何ごとも経験!」というマインドを大切にしています。仕事に関わらず、なるべくいろんな経験をしたいし、挑戦し続けたい。たとえ失敗しても、その経験は次に活きてくると思います。
社内でも取引先でも、役職について活躍する女性たちの姿を目にすると、私も頑張ろうという気持ちになります。キャリアを積み、リーダーとして輝く姿はかっこいいですよね。自分を磨いていけば、ちゃんと評価され可能性が広がるよと示されているようで心強いです。私も多くの経験を重ねながら仕事を続け、まわりに信頼される存在になりたいと思います。

—これから就職活動をする学生に向けてアドバイスを
就職活動は貴重な機会。ぜひ楽しんで
就職活動の時期は特に、自分の適性、向き不向きなど、自分について深く考える機会でもありますよね。私が実際に経験した中では、友人たちに自分のイメージや向いていそうな仕事について意見を聞いたことが参考になりました。客観的な意見を聞くと、自分の考えに自信が持てたり、意外な可能性に気づくこともあります。
また、仲間同士で「何社まわった?」とか「またダメだったよ」など報告しあうことがあるかと思いますが、〝状況〟を共有するよりも、「こんな職種があるみたいだよ」とか「あの企業のここが興味深かった」など、〝情報〟を共有するのがおすすめです。
女性の場合は、将来ライフステージが変わった時の働き方も気になるところだと思います。ぜひOG訪問の機会を作って、産休・育休の制度のことや、さらに実際の働き方も聞いてみると、よりイメージしやすいかもしれません。
就職活動というと、どうしても憂鬱になったり、ネガティブなイメージがあると思うんです。でも、いろんな企業について知ることができるのは今しかない貴重な機会です。
私自身、就職活動でさまざまな企業について知る中で、最初に希望していた業界とは違う人材業界に興味を持ち、今につながっています。知らない世界があり、新たな出会いがあるものです。視野を広く持って、ぜひ就職活動を楽しんでいただきたいと思っています。
マイフィロソフィ
・何ごとも経験!
1日のスケジュール
07:00
起床
食事、洗濯などの家事
08:30
家を出発
09:15
会社に到着
少し早めに出社して気持ちを整えます
09:30
始業
13:00
お昼休憩
19:00
退社
20:00
帰宅
食事、入浴
ドラマを観るなどリラックスタイム
00:30
就寝
休日は、友人と美味しいものを食べに行ったり、評判のパン屋さんに行くのが楽しみです。パンが大好きで、いつか自分でも本格的なパン作りに挑戦したいと思っています。