マネージャーとして、営業だけではなく仕事の本質と誰かのために何かができる楽しさを伝えています

パートナーの3年連続売上日本一達成に貢献したキャリアウーマン
成島さんのこれまで

大学生と中学生の娘たちの母をしています。
短大を卒業後、2年ほど社会人経験をした後に結婚。その後は家庭に入り専業主婦をしていたのですが、ちょうど5年前、自宅のポストに入っていた求人チラシをきっかけに応募をし、今の会社にパートとして入社することとなりました。
最初は週に2〜3日、短時間のパートでテレアポインターの仕事からスタート。ブランクが長かったせいか、仕事を覚えることがとても難しく、いざ実行に移すとなると頭が真っ白になることもありましたが、そこから1〜2ヶ月経った頃には社会人時代を思い出し始め、徐々に元の感覚に戻ってスムーズに仕事をこなせるようになりました。
仕事を始めてからちょうど半年後のこと、突然営業に同行してみないかと声がかかりました。アポイントを取った後、営業マンたちは実際どのような商談をしているのか、またテレアポインターたちからどういう情報があればスムーズに話を進められるのかということに非常に関心があったこともあり、二つ返事でこれをやらせてもらうことに。
営業に出るようになってからは、営業サポートのほか、クライアントからの希望に沿ったオーダーメイドの商品を選定、現地調査、見積や提案書の作成など仕事内容が一気に広がりました。また、やればやるほど結果がついてくることに楽しくなり、一気にのめり込んでゆくこととなりました。
2年目以降は、どうせ営業するのならトップを目指したいと、コンビを組んでいる営業担当と誓い合い、一生懸命頑張った結果、3年連続日本一の売上を達成。また、社内研修などの運営や社外会議に携わる機会も年々増え、そうしたことも評価されてか夫に相談のうえ正社員として採用されて今に至っています。
現在はマネージャー職として営業指導する立場となり、ハードルが高く難しい仕事と思われがちな営業職の楽しさを伝えたり、自身の失敗談を話すことによって、正解がない実際の活動の際にどう落とし込むのかなど日々意見交換をしています。
今後も売上や人間力アップのため、自分の経験をメンバーや社内に還元する一方で、自己成長のために貪欲に学んでいきたいと思っています。
女性にとって「仕事とは」
専業主婦をしていた頃、日課である炊事・洗濯といった家事をこなしていましたが、当たり前すぎて家族からはなかなか感謝の言葉をもらったことはありませんでした。おそらく多くの家庭でもそうかとは思いますが、そのとき主婦はやるせない気持ちになることもあると思います。
しかし、外で仕事をするようになり、クライアントや同僚から感謝の言葉を言われるようなシチュエーションが増えたとき、ふと家庭内での仕事は可視化がしづらく、一方で外での仕事は可視化しやすいということに気づきました。実際、感謝の言葉は一例ですが、それを伝えていただくことにより、「仕事をした」「お役立ちができた」という実感が湧きますし、達成感も得ることもできます。
このようなことからも、女性にとって仕事とは「自分の価値を見出すためのもの」であると考えます。ただし、そこには可視化が必要であり、常に仕事を意識的に見える化することが重要であると考えています。

家庭と仕事の両立で意識されていることは?

なるべく娘たちと一緒の時間を作るようにしています。バイト先の話、部活やテストの話など何でも話し合うようにしています。さらには可能な限り「二人だけの時間」も意識しています。近所に買い物に行く、お気に入りのカフェでお茶をするなどなんでもいいと思います。
一方で、私の仕事話も伝えるようにしており、時には私の悩みに対して娘たちからアドバイスをしてもらうこともあり、世代が異なるからこその視点でもらえる意見には非常に感謝しています。お互いが相談相手になっており、とても良い親子関係を築いていると思っています。
どんどん女性が台頭する時代になり、社会で働くこと、様々な性別・出身・国籍・考え方の人たちと一つの目標を目指すという大変さや面白さを背中で見せられたら、とも思っています。
また仕事では、娘たちほどではないにしろ、自分より随分と年が離れた方達とも仕事をすることが多々あるのですが、今のところスムーズに会話もできており、これには娘たちと密に接していることが仕事でも活かせているのではと考えています。
働くことに悩まれている方に一言!
私が育ってきた時代は「苦手なことがあれば克服させる」といった教育が先行して美徳とされていた根性論全盛でしたが、今は状況が変わってきています。
そのため、苦手克服することを第一に考えるのではなく、仕事の一部でも趣味でも良いので、好きなこと・得意なことに時間を割いて、どんどん伸ばして欲しいなと思います。
それにより、気持ちも上向き・ポジティブになれますし、もしかすると苦手なこともチャレンジしてみようかなという心境の変化があるかもしれません。まずは好きなことを思い切り楽しんでください。あなたの笑顔が新たなチャレンジにつながると信じています!

わたしのレディGO!ポイント
・個性を大切に!
「桜梅桃李」という言葉が好きです。他人と比べることなく自分の個性を磨き、また、メンバーの長所を一緒に見つけて伸ばしていきたいと考えています
・自分の似合うものを身につける
営業職はファーストインプレッションが最も大切だと考えています。より良い自分でいるために、そして相手の方にも感じていただけるように、カラーコーディネートやホスピタリティ講座などに通い自分に似合ったヘアスタイルやメイク、スーツなどを選び、外見・内面ともに生かせるよう心掛けています
1日のスケジュール
04:45
起床
娘のお弁当作りからスタート
05:30
朝食
07:00
家族を送り出す
07:30
自宅を出発
08:00
出社
メールチェック
08:30
朝礼、テレアポなどの作業
12:00
ランチ
自宅で作ってきたおにぎりで腹ごしらえ
13:00
仕事再開
午後は現地調査、商談、残務処理など数多くの仕事をこなしています
17:15
終礼
18:00
業務終了〜帰宅